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181021【展覧会】Archaeology of the Future:第1室「記憶の発掘」12のテーマ

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ギャラリー1 第1室 全景

ギャラリー1の第1室では、コラージュ・インスタレーションが展示されている。タイトルは「記憶の発掘 Excavating Memories」である。

記憶とそれに対する創作者のふるまいに関しての12のテーマが設定されている。1つの英単語とその意味するものが日本語で表記される。さらに、各テーマにはいくつかのキーワードによってサブテーマが付されている。

さまざまな紙型(主にA4サイズ?)にプリントアウトされた、各テーマを想起、またはテーマに還元させるイメージの断片が、田根氏による(と考えられる)ドローイング(トレーシングペーパーにペン描き)も交えて、壁や床にコラージュされている。

12 themes of Excavating Memories

ACCUMULATION 記憶は蓄積を繰り返す
CLASSIFICATION 記憶は整理される
CODE記憶と暗号
COMPLEXITY複雑性に記憶はない
FICTION 幻想も記憶である
IMPACT 衝撃は最も強い記憶である
IRREGULARITY差異は記憶化される
MULTIPLICATION増殖は記憶を飲み込む
NARRATIVE記憶は継承される
SYMBOL 象徴は記憶の原点である
TRACE記憶は発掘される
TRANSFORMATION記憶は変貌する

壁面や床面は2次元平面であり、コラージュされているアイテムも2次元なのだが、壁と床からなるカルテジアングリッドによって、相互のテーマに立体的な相関関係が生み出されている。最小限の要素を立体的に配置することで複雑な意味を生成しており、まさに建築的な展示方法である。

見るものによってさらに多様な意味が生まれる「思考のインキュベータ」といってもよい。

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