このページでは、都内のカフェでフランス人に教えてもらったフランス語の内容を掲載します。フランスとフランス語への興味を持つきっかけになれば幸いです。
今日の話題
●「会議」を意味するフランス語

また、théoriqueやconférenceなどのアクサンが抜けている部分があります。正しくはテキストをご参照ください。
un symposium 会議
un colloque 討論会、会議
※フランス語で「会議」の意味ではsymposiumはあまり使わないとのこと。基本的には colloqueが多いようである。
●会議の階層構造
un congrès (外交、学術)会議、(学会の)大会
une conférence 会議;講演
une réunion 会議、集会
une table ronde 円卓会議
un seminaire ゼミナール;プロジェクトチーム
※ congrès という大きな集まりを構成する小さなあつまりが conférenceやréunionになる階層構造がある。
※ conférenceでは1人が発言し、table rondeでは誰が発言しても良い。
※ colloqueやcongrèsやseminaireは、最低2日間程度の期間で開催される会議を指すことも多い。
un débat 討論、討論会
※聴取者は発言者へ質問したり意見交換したりする機会が設けられている双方向的なコミュニケーションの場。
une conférence 講演
※講演者からの話を聞くことが主体の一方向的なコミュニケーションの場。
un atelier 作業部会、ワークショップ
※具体的に手を動かすような作業を要するあつまり。colloqueなどをthéorique(理論的)とすれば atelierでの活動はpratique(実践的)と表現される。
ateliers d'un congrés 会議の作業部会
考察
●さまざまな会議
いわゆる有識者の「講演会」を聴講することが多いのですが、さまざまな形式があります。日本では主に以下の2つのスタイルが多いようです。
講演会:単独の講演者がその知識や経験を整理して聴衆の前でプレゼンテーションするもの。講演のあとには来場者からの質疑応答が設定される。
シンポジウム:複数の発言者が登壇し、共通のテーマについてそれぞれの立場から意見を述べるもの。議論の進行をマネジメントする司会者の役割が重要。
最近は、「カルチベート・トーク cultivate talk」などというのもあります。たいていは、飲み物とおつまみが最初から用意されている感じのリラックスした講演会スタイルが多いようです。
フランス語系の会議だと、conférenceやcolloque はよく耳にします。東京日仏会館のイベント紹介のページなどでも、「講演会」はconférence、「シンポジウム」はcolloqueの訳語になっています。
参考情報
東京日仏会館のイベント紹介のページ
https://www.mfjtokyo.or.jp/events.html
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