Français 現代フランス語・文学

190308-2【échange】かんたんフランス語覚え書き:調理器具、パンの種類の表現

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このページでは、都内のカフェでフランス人に教えてもらったフランス語の内容を掲載します。フランスとフランス語への興味を持つきっかけになれば幸いです。

今日のポイント

●温める調理器具

feu n.m. 火;暖炉;竈など
four n.m. オーブン;窯

※火を使う系のものは" f " で始まる単語が多いような気がする。

micro-ondes n.m. inv.  電子レンジ
 cf. micro-onde(s) n.f. マイクロ波
 cf. onde n.f. 波;電波

※電子レンジはマイクロ波を使っているのでそのまま調理器具の名前になったものと思われる。

le micro-ondesréchauffer(冷えたものを温め直す)が主な機能とみなされているようである。つまり「調理器具ではない」のかもしれない。

●パンとパン焼き器具

un toaster n.m. トースター
un grille-pain n.m.inv. パン焼き器

※ロワイヤル仏和中辞典 第二版の”grille-pain”の項目には「パン焼き器」の訳語があり、さらに、grille-pain électrique で「トースター」という訳語がつけられている。昔のトースターは電気ではなく、ガスか薪だったのだろうか?

pain de mie m. または pain anglais m. 食パン
 cf. un morceau de pain de mie 食パン一切れ
 cf. une tranche de pain de mie 食パン一切れ

※フランスでは pain de mieをそのままトーストにして食べることは一般的ではない(もちろんライフスタイルによりますが)らしい。サンドイッチにするか、クロック・ムッシュくらいということである。

un croque-monsieur n.m.inv. ハムサンドイッチにチーズを乗せてオーブンで焼いたもの 
un croque-madame n.m.inv. クロック・ムッシュに目玉焼きを乗せたもの

croquer vt. がつがつ食べる
 cf. croquer un morceau(パンなどを)ちょっとかじる;手早く食事を済ます

une baguette n.f. バゲット(いわゆるフランスパン);箸 ;指揮棒

※そもそも「細くて長いもの」は baguetteというらしい

考察

◎トースターの歴史と分類


トースター toaster

パンをトーストにするための道具。欧米では,ストーブの上に置くラック式に代わって,1900年ころから電熱式が使われるようになった。日本には,21年にドイツから輸入されたのが最初で,30年には国産も開始された。初期のものは,中央の発熱体の両側にパンを置いて片面ずつ焼くもので,ターンオーバー型と称された。操作が簡単で,餅も焼けると重宝がられたが,パンを反転する手間を要した。アメリカでは,すでに1926年から,ポップアップ型やウォーキング型が製造されていたが,国内生産が始まったのは55年であった。パン食の普及にともない,生産台数も,56年に34万台であったのが,64年には200万台と増加した。65年にはオーブン型が発売され,利用範囲も広いことから,主流となってきた。 

平凡社世界大百科事典

トースターにこんなに種類があったとはおどろきです。

フランス人の友人は、 un toasterには箱型で手前に引っ張って開けるタイプ(オーブン・トースター)のイメージをもっているようで、食パンを垂直に立てて入れて焼けると飛び出すタイプをun grille-painと表現していました。

平凡社世界大百科事典にもさまざまなタイプが紹介されていますが、フランス語の辞書によってもun toasterun grille-painの定義にはぶれがあるようです。

しかし、「ウォーキング型」のトースターって?
どういうものか気になります。

◎パンはパン屋でつくるもの?

フランス人の友人と食べ物の話をしていると、”industriel”という表現がよく出てきます。「工場生産されたもの」という意味のようです。

フランスの一般的なboulangerには、pain de mieは置いてないような気がします。たとえば辞書の例文にも...

Va chez le boulanger acheter une baguette et des croissants.

パン屋に行ってバゲットとクロワッサンを買ってきなさい。

"boulanger, ère" ロワイヤル仏和中辞典 第二版 

と、バゲットとクロワッサンが挙げられています。たしかに、pain de mieはMonoprixなどで「袋詰のもの(つまり工場で作っている)」はよく見かけましたが、お世辞にも美味しそうとは思えませんでした。

フランス人的な価値観からすれば、boulangerで作られるバゲットとクロワッサンなどが「パン」なのであって、工場でパンを作るとは何事か!ということかもしれません。

フランス人と話していると、アングロ・サクソン文化をそれほど評価しない風潮を垣間見ることがあります。「イギリス⇒工場生産⇒pain de mie⇒おいしくない」のような思考パターンが背景にあるようにも感じました。

とくに食文化に関しては顕著なようです。たしかに、ゴハンはイギリスよりフランスのほうが美味しいと思いますが。

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